DESSERT MUSIC #13
「I Wanna Be Where You Are 」Melissa Manchester (6/ 29オンエア)
ジャケットのイメージから名付けられた?アルバムの邦題「雨と唄えば」は、メリサ・マンチェスターの6枚目のアルバム。それまで自身が手掛けるオリジナル・ナンバーを主体としたアルバム制作でしたが、このアルバムは9割が他人の楽曲で、メリサはヴォーカリストというスタンスでアルバム制作をしています。それ故、楽曲を自由に解釈して原曲よりもスケールの大きいナンバーに仕上げている気がします。
デザート・ミュージックに選んだ「I Wanna Be Where You Are」は、マイケル・ジャクソンが1972年にスマッシュ・ヒットさせた楽曲で、伸びやかな広がりあるヴォーカルが心地よい、ジャンルを超えた名作に仕上がっています。
1951年2月15日、ニューヨーク州ブロンクスで生まれたメリサ・マンチェスターは、
マンハッタンのクラブで歌っているところをベット・ミドラーとバリー・マニロウに見初められ、1973年にアルバム「ホーム・トゥ・マイセルフ」でデビュー。その後、”Don’t Cry Out Loud”<78年:邦題「あなたしか見えない」>等のヒットを量産、79年には「アイス・キャッスル」、「ザ・プロミス」という2つの映画の主題歌を歌ってアカデミー賞にもノミネートされている実力シンガーなのです。
今回、デザート・ミュージックにチョイスした理由は、野山の庭園に咲き誇る紫陽花の花ひとつひとつがメリサの唄った楽曲のように感じたからで、もちろん秀逸なジャケットの影響も少なくはないのです!