素敵なシーンウォッチング FILE05 〜寸又峡温泉・前編〜
今回の「ラジオで見る静岡」は、寸又峡温泉の前半をお送りします。寸又峡温泉は、南アルプスの麓から湧き出す良質な名湯として有名な温泉で、とろりとした湯ざわりが心地よく、入浴後の肌がすべすべになることから「美女づくりの湯」とも呼ばれています。
しかしながら、この寸又峡温泉、素敵なシーン・ウォッチャーとしてまずお勧めしたいシーンは温泉ではなく、南アルプス山系にある自然豊かな寸又峡を象徴する絶景スポット、目を奪われるほど美しいミルキーブルーの湖に架かる「夢の吊り橋」です。大間ダム湖に架かる長90m、高さ8mの吊橋は、その幻想的な美しさが旅行口コミサイトで、「死ぬまでに渡りたい世界の徒歩吊橋10」に選ばれるほど絶景です。この吊り橋はパワースポットとしても大変人気で、橋の真ん中で、恋を願えば叶うと言われています。
個人的には、高所恐怖症なのでそれどころではなく、90mが1kmに思えるほど長く感じました!アクセスですが、寸又峡温泉宿屋街の駐車場から夢の吊橋に向かう途中はハイキングコースになっていて、「天子のトンネル」と言われる約210mの長いトンネルや大間ダムがあり、往復1時間半の少しハードな散歩になります。
実は夢の吊り橋を渡った対岸に、304段のハードな階段が待ち受けていて、体力的に厳しい人は橋を往復して戻ってくるほうがよいでしょう。
しかしながら、「夢の吊り橋」周辺は、渓谷の新緑と湖のミルキーブルーのコントラストがとっても色鮮やかで、吊り橋の両脇から湖が見下ろせるため、高所恐怖症でない人は浮遊感を満喫しながら絶景を楽しみことができます。