DESSERT MUSIC #23

「Wonderful World」James Morrison (9/ 7 オンエア)

今回のデザート・ミュージックは、2006年のデビュー・アルバム『Undiscovered』がUKのアルバム・チャートで見事No.1を獲得し、当時シンガー・ソングライターとして注目を集めたイギリス出身のジェイムス・モリソンの「ワンダフル・ワールド」。

今回の素敵なシーン、烏帽子山に登ると西伊豆最南端の海岸線が望めますが、「この景色をみんなに見せたいなー」と思ったその時、BGMにこの曲が鳴っていました。この景色を見るにはかなりの試練を乗り越えてでないと本当の素晴らしさは味わえないのですが、そもそも西伊豆まで休暇を取って旅費を使い、猛暑の中少し危険な参道を30分も上り続けた結果、やっと見ることができる絶景。だからこそ美しいのです。素晴らしい景色もどんなに美味しいご馳走も、その感覚をどういう状況で味わうかによって大きく変わります。ですから僕が烏帽子山からの絶景を見て思った「この景色をみんなに見せたいなー」という気持ちには嘘はありませんが、深層心理には、苦労して上ったその対価に見ることができる絶景を見た感覚をみんなにも味わってほしいということなのです。

今回、デザート・ミュージックに選んだジェイムス・モリソンの「ワンダフル・ワールド」は、ステレオタイプのラブ・ソングで特別な意味はないのですが、タイトルの“素晴らしい世界”とは、自分自身が実際に味わえる世界であり、リアル・ワールドである事の幸せを示していると思うのです。

この烏帽子山の風景は写真やビデオで見るより、そこで実際に見る方が何倍も感動します。恋愛においても同じことでしょう。恋もしていないのに失恋はできないからです。素晴らしい世界とは、自分が体験すること、体験できることなんだと西伊豆最南端の海岸線を望む絶景でこのナンバーが浮かびました。

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