素敵なシーンウォッチング FILE21 駿河湾フェリー・後編 ~センチメンタルを手軽にそして便利に~

西伊豆取材に向かうために、清水港から駿河湾フェリーに乗船。車ごと乗れるカーフェリーだからこその超便利な船旅。清水から土肥までの短い乗船ですが、足元に感じるエンジンの振動と油のにおいに潮風が混じる船旅独特のシチュエーションに心が揺さぶられます。船内の階段を昇ると清水港が見渡せるデッキがあり、船が意外と大きいことに気が付きます。

力強く汽笛を鳴らして港を後にするフェリーが作る航跡が一段と大きく鮮明になり、岸壁から徐々に遠ざかって行くとそこには非日常という心を軽くしてくれる空間がありました。船のエンジン音と海上に吹く風の音はやがて気にならなくなり、変わって胸に湧いてきたのはセンチメンタルな感情でした。船からは陸地が遠くに見えるようになる頃には、それまでざわついていた気持ちがいつのまにか穏やかになり、船の喧騒が嘘のように消えて行きます。

 駿河湾フェリーは、清水港(静岡市清水区)と土肥港(伊豆市)を結び、年間約17万人を伊豆半島に運ぶ大きな役割を担っている生活交通網でもあるのですが、利便性が高い航路というだけでなく、天気が良い日には船上から富士山を眺められるという”動くビューポイント“でもあるのです。残念ながらこの日は霊峰の姿は見ることはできませんでしたが、船内の施設の充実した設備で旅のテンションは大幅に上がったことは間違いありません。

 今回の素敵なシーンは、船上から見る美しい海原の風景に他ならないのですが、個人的にはフェリーが港を離れるその後に船尾に出来る航跡に惹かれました。船のデッキから白く泡立つ航跡越しに離れてゆく陸地を眺めていると、ドラマのワンシーンを見ているようでセンチメンタルな感情に包まれるのでした。

PS 清水港から土肥港まで(7月1日から8月31日の間)なんと半額で乗船できるという見逃せない耳寄りな情報!詳しくは駿河湾フェリーのHP(https://www.223-ferry.or.jp/news/news0026.html )を参照ください。

出港前の駿河湾フェリー
海原に青々とした筋を残して船は進む
フェリーの操舵室からの眺めは最高
旅客と車両を目的地に届ける眼差しは真剣
70分の船旅を楽しむドライバー
船内の店員さんの素敵な笑顔
目的地の土肥港に到着!

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