花よりだんご 素敵なシーンウォッチング FILE 54

先週は、静岡の春の花をお送りしましたが、今週は団子です。
花とそして団子とくれば、花より団子というフレーズが思い浮びますが、辞書を引いてみると「花見に行っても、見ていて美しい桜の花より腹の足しになる茶店のおいしい団子を喜ぶことから」と書かれています。また“江戸いろはかるた“では、花より団子とは風流より実利を選ぶことをたとえた諺と書かれていて、単純に昔から人々は花見をし、そして美味しいものを食べていたのでしょう。庶民の春を感じさせるワンシーンがここにありました。

 静岡で美味しい団子に綺麗な花となれば、ここ法多山尊永寺(はったさん そんえいじ)は外せないでしょう!法多山尊永寺は、静岡県袋井市にある高野山真言宗別格本山の寺院で、寺号の「尊永寺」よりも山号の「法多山」の名で広く知られている遠州三山のひとつです。また、厄除け観音としても知られ、厄除だんごが名物となっています。
参拝に行った帰りに、ちょっと休憩してお団子とお茶をいただく、そしてお土産にお団子を買って帰る。なんだかとても平和な気分にさせてくれる取り合わせです。取材の時はちょうど桜が満開の‟法多山さくらまつり“の期間中で、団子と桜ががっぷり四つに組んで、目は桜、口は団子と言うようにどちらにも軍配上げられない状況があちこちで展開されていました。

 この団子、5本の串に刺さっていて、それを一本一本はずしながら食べるのですが、五本の串にさした団子は、頭・首・胴体・手・脚を表しており、団子に厄除けの意味を込めた事だと伝えられています。詳しい話を、法多山名物だんご企業組合 代表理事 井谷哲朗さんに伺うと「最初は15件のお団子屋さんがあって、それがひとつになって現在の大きな茶屋スタイルになったのですよ」と何軒かのお店が集まった故に法多山名物だんご企業組合となったのだと教えて頂き、納得しました。

詳しい「くし団子」の由来ですが、法多山はその昔、神亀2年(725年)聖武天皇の勅(みことのり)により行基上人が開山した高野山真言宗別格本山であり勅願定額寺の列に偶せられ、朝廷、武将の篤信を授け信仰、文化の殿堂として栄えました。特に法多山では、毎年正月江戸幕府の武運長久、天下泰平、五穀成就の祈祷を奉修し、祈祷ご符と当地名産品を献上する習わしであったそうで、十三代将軍家定の頃(1854年)門前に住する寺士八左エ門の発案による観世音名物団子が登城の土産に添えられました。将軍家より「くし団子」とご命名賜り以来、一般参拝客の賞味するところとなり、俗に厄除団子と呼ばれ親しまれ今日に至るのです。また、お団子の食べ方やお団子をおみやげとして配る習慣など、法多山参拝者各々の思いがあるそうです。(ホームページより引用)

 兎に角、法多山に行ってこのくし団子を食べずして帰ろうものなら、厄除けどころか悪霊たちが寄ってきそうな気配すら感じるくらい、参拝者のほぼ全員(たぶんですが)が食べたりお土産にしたりする人気者なのです。もちろん、私たちスタッフ全員、かなりの厄除け効果が期待できるほど頂き、そしてお土産もしこたま買って帰りました!
これでKimxの「Wiz」を始め、日本いや世界平和がやって来るでしょう!
  今週の素敵なシーンは、法多山厄除だんごです!

法多山名物だんご企業組合Official Website http://www.hattasan-dango.com/

花より団子と言うよりも、花と団子の競演が美しい、法多山の花盛り!
法多山の名物団子は甘さ控えめ、静岡茶との最高のコラボレ―ション。
五本の串にさした団子は、頭・首・胴体・手・脚を表しており、厄除け団子と呼ばれています。
参拝に行った帰りにお団子とお茶をいただく、そしてお土産にお団子を買って帰る。
オーダーすればすぐに出てくる作り立てのうまさ!
雨の日でも、お団子をゆっくり食べることが出来るスペースが用意されています。
アポなし取材に快く応じてくださった、法多山名物だんご企業組合 代表理事 井谷哲朗さん。
参道入口で桜がお出迎え。ウグイスの声と共に法多山に春が訪れるのです。
寛永17年建立の国指定重要文化財、仁王門。江戸時代初期の建立でありながら桃山時代の遺風もよく残しており、播州二見(兵庫県)より移築されたとの伝もあります。
寺号の「尊永寺」よりも山号の「法多山」の名で広く知られています。
仁王門を入ると再び桜がお出迎えしてくれます。
取材時はまだ春の入口でしたが、GWには新緑の季節が訪れます。
間口10間、奥行15間の大伽藍を現代建築技法の粋を集めて、建立当時の姿を再建した法多山本堂。本尊に東海随一の厄除正観世音菩薩が安置されています。
厄除けの参拝を済ませ、心が満たされると次はお腹が!法多山名物、お団子を食しに伺うのでした!

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