花沢城跡〜人知れず、古城の跡を探索するのはいかがでしょう!〜 素敵なシーンウォッチング FILE 55

季節がよくなるとお出かけしたくなります。蔓延防止等重点措置や緊急事態宣言で不要不急の外出は控えてくださいと言われても、家に籠っているのではストレスが溜まるばかりです。要は、密にならない所にいなさいと言うお上からのお達し。ただ、密にならない場所と言うのがポイントで、家を出るところから密にならないで目的地に着く必要があるわけです。公共交通機関を利用せずに行くことが出来る場所で、人込みではないところ。

ここで提案です!あまり知られていない名所旧跡を訪ねるというのはいかがでしょうか?そこで素敵なシーンウォッチャーズがお勧めするのが、静岡県焼津市高崎にある花沢城跡(はなざわじょうあと)です。

このお城は、駿河の守護今川氏の西の守りとして築かれたお城です。築城は、1537年(天文6年)頃ではないかと考えられていますが、はっきりしたことがわかっていません。1570年(永禄13年)、武田信玄と今川方の武将が戦った合戦の舞台となったお城として古くから知られています。

現在は城跡ですから建物などはありませんが、それでも探索するには絶好の場所で、本丸、そして八の曲輪からの景色は古の武将たちを魅了した絶景なのです。城跡は、焼津市北部の高草山から南東に派生した標高150メートルの丘陵に位置し、山頂部に幅29メートル×長さ65メートルの本曲輪(ほんくるわ、城によって呼び名が異なりますが通称:本丸)と、幅28メートル×長さ66メートルの二ノ曲輪を置き、周囲の稜線にも腰曲輪や堀切を複数設けて南北450メートル規模の城塞を構築しています。2018年に、焼津市により初の発掘調査が実施され、本曲輪・二ノ曲輪間の大堀切が調査されました。

満開の桜が散り始めた本丸で、眼下に広がる街並みを見ていると、古の武将たちの想いのひとかけらが心に浮かびました。もし話ができるなら「戦国の世と比べて、今の世をどう治めるのがよいのか」伺ってみたいものです!

雑木と竹を伐採した花沢城、八の曲輪から見た景色。
*現在は設置されておりません。
八の曲輪からは、焼津市街をメインに東名高速道、国道150号線、東海道本線、東海道新幹線などの交通の要所が眼下に見えます。
本丸(一の曲輪)には二つの絶景がありました。ひとつは焼津市を見渡す雄大な眺め。もう一つは枝ぶり豊かな桜。春を告げる満開の時期にハイキングで訪れるのをお勧めします。
本丸には小さな祠と鳥居があります。いつからあるかは定かでないのですが、花沢城が陥落した頃よりずっと後に作られたそうです。
一の曲輪、通称:本丸。焼津により倒木・雑木等を除去し、各曲輪を周遊するための遊歩道の整備も進められ、ハイキングには最適。
アスファルト舗装された林道で車を降りて、最初に出会った曲輪がここ六の曲輪。
2018年から発掘調査・整備が進められて、歴史探求、そしてハイキングにも最適な山歩きが楽しめます。
林道と竹藪が入り乱れる花沢城跡
山の中では迷いそうになることもありますが、あちこちに看板が設置されていて安心して探索が出来ます。
花沢城登山道入り口

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