DESSERT MUSIC #50

「Be My Baby」Vanessa Paradis ( 3/15オンエア)

チョコレートの甘い誘惑は、疲れている時ほど断れない魔力が潜んでいます。一口でも味わってしまうと後は流されるままに、お腹がいっぱいになるまで食べ続けてしまうほど危険な食べ物です。そんな魔性の食べ物と同じくらいに一度聴くと忘れられなくなる声があります。スイート・ヴォイスなどと呼ばれる甘い声で、そこには食べ物とは違う、より危険な罠が潜んでいます。それはチョコレートと違って、どれだけ欲しても決してお腹いっぱいにはならないからです。

1972年、14歳でデビューしたヴェネッサ・パラディは、フランス生まれのフランス人。

一番の魅力はなんと言っても、究極のスイート・ヴォイス。加えてフランス語なまりの英語を使って歌うという、クリオールの魅力にも勝るとも劣らないハイブリッドなポテンシャルがあります。

今回、デザート・ミュージックに選んだ理由は、単純にチョコレート、イコール甘いというキーワードですが、もう一つ、映画‟チャーリーとチョコレート工場“のチョコレート工場の工場主ウィリー・ウォンカ役がジョニー・デップだったことから、彼の奥さんだったヴェネッサ・パラディを選びました。現在は離婚していて、もちろん、この曲の歌詞の様にあまーい状況ではありませんが、この曲を聴くとデビュー当時のコケティッシュでキュートな彼女のイメージが浮かび上がります。

―私のべイビー
あなたが他の人と歩いているのを見たわ

あなたには私だけだと思っていたのに
あなたはそうだと言えるかしら
何も見えないし何も分からないの
この愛はこんなはずじゃないわ
あなたは私を裏切らないと信じていたのに

あなたが出て行くとき
私の願いは一つだけ
私のものでいて
確認したいの
この先ずっと
私のものでいてくれること

愛は花のように育っていくものよ
あなたがいないと
ますます好きになるの
教えてあげるわ
一対一でなければいけないの
もてあそばないで
あなたを自由にするわ

私の愛はあなたのものよ
私の愛は忠実よ
ずっとあなたのもの
私を愛して欲しいの

この「Be My Baby」は、彼女のサードアルバム『Vanessa Paradis』の4曲目に収録されていて、ヴァネッサのアルバムとしては初めて、英語詞のみで歌われたアルバムです。プロデュースは当時、新進気鋭のギタリストと呼ばれたレニー・クラヴィッツで、彼のバンド・メンバーも参加して制作されました。

今回選んだデザート・ミュージック「ビー・マイ・ベイビー」は、アルバムからシングル・カットされ、本国フランスで5位、イギリスでも6位の大ヒットとなったナンバーです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です