素敵なシーンウォッチング FILE18 〜黄泉の国探索の序章、天狗の住む小笠山山頂にある小笠神社!〜

今回の素敵なシーンは、日光が届かない黄泉の国の入口かも?という非日常の世界、秘境気分を満喫できるスポット、掛川市の“小笠山・六枚屏風”なのですが、その前に遠州熊野三山の1つに数えられているパワースポットを紹介させてもらいます。

静岡には、遠州灘、駿河湾、相模湾があり、海の恵みに富んでいますが、実は静岡の山々も海に負けない魅力を持っています。そのひとつが、小笠山でその山頂近くに1300年前に建立された、今回素敵なシーンである小笠神社(おがさじんじゃ)です。

 文武天皇の命により、大宝年間に創建されたとされている、静岡県掛川市入山瀬の小笠山、山頂付近に立地する小笠神社は、同時に創建された掛川市の三熊野神社、御前崎市の高松神社とともに「遠州の熊野三山」とも称されています。

はじまりは、三熊野神社の歴史と同様で、熊野那智大社の御分霊を勧請したことと言われ、祭神は事解男尊、伊弉册尊、速玉男尊の3柱であり、熊野三山から勧請されました。また、小笠神社は、小笠山の山頂に位置するため、「登山」や「ハイキング」でも人気のパワースポットにもなっていて、神社脇の展望台は、南側に眺望が開けており、晴れた日には遠く高天神城跡を眺めることが出来ます。

そんな強力な山岳信仰の地、小笠山には今も語り継がれる言い伝えが残っていて、近隣の住民が天狗を多聞天として小笠神社近くの多聞天神社に祀ったことから、小笠山にその天狗が住み着いたと言われています。

今回の素敵なシーンは、小笠山、山頂付近の駐車場から約1時間半の獣道を含む少し険しい林道探索でしたが、それは日常を忘れさせてくれる異次元の空間でした!次回は、“小笠山・六枚屏風”を目指して、より深い山の秘境に入っていきます!乞うご期待を!!

山の上とは思えない立派な鳥居
岩の中に埋め込まれるように安置された石仏
山の上の狛犬はどこか凛々しく感じる
長い階段を上ったところでやっと神社とご対面
遠州灘・高天神城跡を指す看板の先には?
雄大な山々の景色が広がっていた    
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