素敵なシーンウォッチング FILE20 駿河湾フェリー・前編 ~港に来たら心が揺らぐのはどうしてだろう?!~

東海道五十三次にも登場する富士山や三保の松原に囲まれた景観の良さから、日本三大美港といわれる清水港。日本一深い駿河湾(水深2,550m)に面し、静岡県のほぼ真ん中に位置していることから高速道路などへのアクセスがしやすく、また三保半島が防波堤のように港を守っているため波がとても穏やかで、利便性に富んだ港なのです。

戦国時代には、駿河に侵攻した武田氏の水軍基地となり、その後、徳川家康も水軍の拠点とした清水港。江戸時代に入ると、幕府領地からの年貢が清水港に送られて江戸へ回送されるという重要な拠点でもありました。明治時代には、茶を扱う外国商社が多く置かれ、第二次世界大戦前は茶の主要輸出港として栄えます。その後1952年に特定重要港湾(現・国際拠点港湾)の指定を受けると、静岡県の産業発展を背景に清水港も規模を拡大し、現在では二輪自動車・自動車部品・機械類などの輸出港として、またボーキサイト・液化天然ガス等の輸入港として中枢国際港湾に次ぐ位置を占め、紅茶の輸入量は日本一となっています。

電車やバスといった乗り物が好きなのは子供たちの中ではごく当たり前のことですが、そんな乗り物の中でも船は特別な存在です。自然を相手に舵を切り、碧く輝く海原に繰り出す勇ましさ。鼻腔をくすぐる潮風、満天の星空と流れ星、そして海原に果てしなく続く水平線。日常とは切り離された別世界が船旅にはあります。

そんな船が停泊する清水港には、心揺さぶるエキゾティックな魅力がありました!西伊豆に向かうために、この清水港を拠点としている実用的かつフレンドリーな駿河湾フェリーで乗船。清水港から土肥港までの短い乗船でしたが、港を後に出港するフェリーの汽笛を聴きながら白く湧き上がる航跡を見ていると、それまでざわついていた気持ちがいつのまにか穏やかになっていることに気が付きました。今回の素敵なシーンは、港を出港するフェリーです。

PS 清水港から土肥港まで(7月1日から8月31日の間)なんと半額で乗船できるという見逃せない耳寄りな情報!詳しくは駿河湾フェリーのHP(https://www.223-ferry.or.jp/news/news0026.html )を参照ください。

観覧車とショッピングモールのある清水港
巨大な貨物船を背景に小型船が所狭しと並ぶ
珍しい海上に設定された県道223号
力強く進む駿河湾フェリー
清水港、土肥港間を70分でつなぐ海の旅

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